MCPとは

MCPって何の略?

Model Context Protocolの略だよ。AIモデルに外部ツールを接続するための標準的な仕組みなんだ。プラグインみたいなものだと思えばいいよ。
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが策定したオープンプロトコル。AIモデルが外部のツールやサービスにアクセスするための標準的な接続方法を定義している。
Claude Code単体でもファイル操作やコマンド実行は可能だが、MCPサーバーを接続することで、GitHub、Slack、データベース、Web検索など、より幅広い外部サービスと連携できるようになる。
他の上級機能については上級者ガイドを参照してほしい。
MCPサーバーの追加方法

どうやってMCPサーバーを追加するの?

コマンドラインか設定ファイルで追加できるよ。方法は2つあるんだ。
方法1:CLIコマンドで追加
# Stdioトランスポート(ローカル実行)
claude mcp add github -- npx -y @modelcontextprotocol/server-github
# SSEトランスポート(リモートサーバー)
claude mcp add --transport sse my-server https://example.com/mcp
方法2:設定ファイルで追加
プロジェクトルートに `.mcp.json` を作成する。
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxx"
}
}
}
}
チームで共有する場合は .mcp.json をGitにコミットし、認証情報は環境変数で管理するのが安全 だ。
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_TOKEN": "$GITHUB_TOKEN"
}
}
}
}
$GITHUB_TOKEN のようにドル記号を付けると、システムの環境変数から値を読み込む。
MCPサーバーの管理コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| claude mcp list | 接続中のサーバー一覧 |
| claude mcp add サーバー名 — コマンド | サーバーを追加 |
| claude mcp remove サーバー名 | サーバーを削除 |
おすすめMCPサーバー

どのMCPサーバーから始めればいいの?

開発者なら、まずGitHub MCPがおすすめだよ。Issue管理やPR操作がClaude Codeから直接できるようになるんだ。
開発向け
| サーバー | 用途 | インストールコマンド |
|---|---|---|
| server-github | GitHub操作 | npx -y @modelcontextprotocol/server-github |
| server-postgres | PostgreSQL操作 | npx -y @modelcontextprotocol/server-postgres |
| server-sqlite | SQLite操作 | npx -y @modelcontextprotocol/server-sqlite |
| context7 | ライブラリのドキュメント参照 | npx -y @context7/mcp |
コミュニケーション向け
| サーバー | 用途 | インストールコマンド |
|---|---|---|
| server-slack | Slackメッセージ送受信 | npx -y @modelcontextprotocol/server-slack |
| server-linear | Linear課題管理 | npx -y @linear/mcp-server |
| server-notion | Notionページ操作 | npx -y @modelcontextprotocol/server-notion |
情報検索向け
| サーバー | 用途 | インストールコマンド |
|---|---|---|
| server-brave-search | Brave Web検索 | npx -y @modelcontextprotocol/server-brave-search |
| server-filesystem | ファイルシステム操作 | npx -y @modelcontextprotocol/server-filesystem |
活用例:GitHub MCP

GitHub MCPで具体的にどんなことができるの?

Issueの作成・検索、PRの作成・レビュー、リポジトリの情報取得なんかができるよ。
GitHub MCPを接続した状態で、以下のような自然言語の指示が可能になる。
- 「このリポジトリの未解決Issueを一覧にして」
- 「現在のブランチの変更でPRを作成して」
- 「Issue #42に関連するコードを調べて修正して」
- 「先週マージされたPRのリストを見せて」
設定例
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_TOKEN": "$GITHUB_TOKEN"
}
}
}
}
GitHub Personal Access Tokenが必要。repoスコープとread:orgスコープを付与したトークンを環境変数に設定しておく。
活用例:データベースMCP
PostgreSQL MCPを接続すると、Claude Codeから直接データベースを操作できる。
- 「usersテーブルの構造を見せて」
- 「直近1週間のアクティブユーザー数を集計して」
- 「このテーブルにインデックスを追加するマイグレーションを書いて」
設定例
{
"mcpServers": {
"postgres": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-postgres"],
"env": {
"DATABASE_URL": "$DATABASE_URL"
}
}
}
}
本番データベースへの接続は避け、開発用・ステージング用のデータベースを使用することを推奨する。
Docker MCPツールキット

Dockerを使っている人には、MCP Toolkitがおすすめだよ。
2026年現在、Docker Desktop向けのMCP Toolkitが提供されている。200以上のプリビルドMCPサーバーが用意されており、Docker Desktop上でワンクリックでデプロイできる。
認証情報の管理やサーバーの起動・停止もDocker Desktopのインターフェースから行えるため、手動でのセットアップに比べて大幅に手間が減る。
トークン消費の最適化

MCPサーバーを入れすぎると遅くなるって聞いたけど…

その通り。MCPサーバーはツール定義だけでトークンを消費するから、使わないサーバーは無効にしておくのが大事だよ。
トークン消費の仕組み
MCPサーバーは接続するだけで、ツール定義がコンテキストに読み込まれる。一般的なMCPサーバーは20〜30のツールを公開しており、1ツールあたり約200トークン消費する。
| 接続サーバー数 | おおよそのトークン消費 | コンテキスト占有率 |
|---|---|---|
| 1つ | 約4,000〜6,000 | 2〜3% |
| 3つ | 約12,000〜18,000 | 6〜9% |
| 5つ | 約20,000〜30,000 | 10〜15% |
最適化のポイント
- 同時に接続するMCPサーバーは3つ以下に抑える
- 使わないサーバーはこまめに無効化する
- `/context` コマンドでコンテキストの使用状況を定期的に確認する
- プロジェクトごとに必要なサーバーだけを `.mcp.json` に設定する
注意点
- MCPサーバーはローカルマシン上で実行されるため、マシンのリソース(CPU、メモリ)を消費する
- 認証トークンをコードにハードコードせず、必ず環境変数で管理する
- 本番環境のサービス(本番DB、本番Slackチャンネルなど)への接続は慎重に
- MCPサーバーのアップデートは定期的に確認する
まとめ
MCPサーバーは、Claude Codeの機能を外部サービスに拡張する強力な仕組み。主なポイントは以下の通り。
- まずはGitHub MCPから始めるのがおすすめ
- 認証情報は環境変数で管理し、チーム共有は .mcp.json で行う
- 接続するサーバーは3つ以下に抑え、トークン消費を最適化する
- Docker MCP Toolkitを使えば、セットアップの手間を大幅に削減できる
必要なサーバーだけを接続し、プロジェクトに合った環境を構築していこう。


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